◆竹内明『時効捜査:警察庁長官狙撃事件の深層』を読み解く

◆竹内明『時効捜査:警察庁長官狙撃事件の深層』を読み解く

※要旨

・国松孝次警察庁長官狙撃事件は、
2010年3月30日に公訴時効が成立した。

・時効成立直後の不可解な出来事を眺めているうちに、
来日した某国のインテリジェンス機関のテロ対策官が
発した辛辣な言葉が脳裏に甦ってきた。

→「9・11(米国同時多発テロ)では、
独立調査委員会がFBIやCIAのミスを検証して公表し、
それが世界中で教訓として生かされたのをご存知ですよね。

ところがこの国には、オウム真理教事件や
長官狙撃事件の捜査の本質を掴んでいる人は、
警察にも情報機関にもいない。

誰に聞いても断片情報と昔話だけ。
ジャーナリストも興味を失っているじゃないですか」

・この発言に刺激されて、
私は過去の取材ノートと資料を紐解き、
再取材を開始したのだった。

・公安警察で「作業」という言葉は特殊な意味を持つ。
「作業」とは非公然の特別情報調査活動である
「協力者獲得」と「追及」のことを指す。

・「協力者獲得」とは文字通り、
金銭を対価にして調査対象組織内にスパイを養成することである。

・「追及」とは、
尾行や張り込みなどの対象者の「行確(行動確認)」
や「視察」のことだ。

・1991年当初の伊藤の肩書である
「警備局公安一課理事官」というポストは、
全国警察の「作業」を指導する総指揮官である。

・警察庁キャリアの理事官が率いる
このウラ部隊は「チヨダ」と呼ばれ、
全国の都道府県の「作業」を本部長、公安部長、
警備部長の頭越しに指揮、管理する権限を持つ。

・全国の公安警察の「作業」を統括する「チヨダ」は、
警察庁庁舎の警備企画課にはデスクを置かない。

警視庁と警察庁の間にある警察総合庁舎に
ひっそりと拠点を置いているのだ。

・警察庁警備局は警備公安警察の総司令塔である。
警視庁の隣、「人事院ビル(警察庁庁舎)」5階に拠点を置いて
警視庁公安部と警備部、
そのほかの都道府県警備部からの情報を収集分析している。

・警備公安警察のトップに君臨するのは警備局長で、
その下に審議官、さらに各課の課長が担当分野ごとに
全国に指揮を飛ばすという組織構成になっている。

・刑事たちは捜査の全体像を把握したがる。
捜査の全体像のうち自分がどの部分を担当しているのか
納得したうえで刑事は動く。

・伝統的な公安の情報捜査は逆だ。
指揮官は現場の捜査員には
余計な情報をインプットしない。

・公安捜査員は、捜査の全体像を求めることなく、
与えられた任務のみに機械のように没頭し、
与えられた範囲内で任務を着実に遂行しようとする。

※コメント
奥深い取材記録だ。
情報とは何か、
組織マネジメントとは何か、
さまざまなことを考えさせられる。
われわれ日本人が足らない何かを教えてくれる。

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