【太陽光発電は人を幸せにするか】(6)想定外だった?反対運動 韓国系財閥企業は「甘くみていたんだ」 静岡・伊東

【太陽光発電は人を幸せにするか】(6) 想定外だった?反対運動 韓国系財閥企業は「甘くみていたんだ」 静岡・伊東

2018.9.9 08:00

伊豆高原メガソーラーパーク発電所の林地開発許可を与えないよう難波喬司副知事(右)に要望する伊東市八幡野の地元住民ら=平成30年5月、静岡県庁(田中万紀撮影)

 

「誠に失礼ながら、あなたは取材不足かと思います」

 メールの返信にはそうあった。差出人は岩渕寛二さん(65)。

伊豆メガソーラーパーク発電所の事業主体である「伊豆メガソーラーパーク合同会社」(東京都)に取材依頼を出していた。

岩渕さんは、建設予定地である静岡県伊東市八幡野で、宿泊業とレストランを営んでいる。

てっきり合同会社の主力会社であるハンファエナジージャパン(東京都港区、ハンファ)関係者から返信があると思っていた。

 「当時は条例がなかったから今になってメガソーラー計画を止めることは不可能。ならば条件闘争をしようと思ったわけです」

 そう言って岩渕さんはメガソーラーの予定地である伊雄山に案内した。

「ここは公園にする予定です。ハンファはこちらの話をよく聞いてくれる。

訴訟を起こすこともできるが、今は伊東市との関係を壊したくないといって自重しているのです」

 岩渕さん曰く「ハンファは調整池も4つ作るなど、地元の声に譲歩している。伊東市民の間にも太陽光発電所の計画に耳を傾ける人も出てきた」

 ただ、取材を進めると、このメガソーラー計画には複雑な事情があることが分かってきた。

 「平成27年2月ごろ、測量が終わり、6月か7月ごろになって、林地開発許可だけではだめだ。

宅地造成許可が必要だということが分かった。

伊東市の担当者は宅造(宅地造成許可)が必要だとは言ってくれなかったし、合同会社の関係者は、こうした許可が必要なことすら知らなかったんです」

 「ゼネコンがやってきて、伊雄山に入って調べたこともあった。だが、あまりに急傾斜なことや、造成費用がかかる、と最後は尻ごみしてしまった」

 そこに最後にハンファが手を挙げたというわけだ。

 

発電所の立地に適さない山という意味で、さきの関係者は伊雄山を「クズ山」と呼んだ。

「ハンファはクズ山をつかまされたんです。反対運動が起こるのは当然ですよ」

 今年9月になり、妙な噂が東京都内の太陽光業界関係者の耳に入るようになった。

「ハンファが伊東から手を引いて、別の外資に転売するらしい」

 ハンファの幹部が複数の太陽光発電業者に接触し、善後策を協議しているというのだ。

岩渕さんは、これらの話を「あり得ないと思う」と否定。

「ハンファは建設をあきらめないでしょう」と話すが、「『こんなはずではなかった』と戸惑っているのは事実」とも話す。

 

「当初の予定では昨年夏には着工しているはずが、住民の反対運動などで遅れに遅れ、ハンファとシリコンバンクの契約は何度か延長になった。

最終的に今年1月ごろに最後の契約をしたんです。

もたつくうちに反対の声が高まってしまった」(別の関係者)。

 さらに地元関係者は次のように話す。

「伊雄山は、かつてゴルフ場計画への反対運動でも盛り上がり、バブル崩壊もあって事業者は開発を断念した。

八幡野は反対運動を結実させた経験がある。

ハンファは日本でいくつも太陽光発電所を造っているが、これほど反対されたことがなく、高をくくっていたんだろう」

 

コメントを残す

サブコンテンツ

FC2ブログランキング

政治・経済ー政治

ブログの殿堂

ブログランキング

ブログ王

ブログ王ランキングに参加中! カテゴリー:ビジネスと経済ー政治

i2iアクセス解析

国税

i2iサイト内ランキング



合計累計カウンター


今日の合計


このページの先頭へ