【社説検証】天皇陛下ご即位 産経「旧宮家の皇籍復帰を」

【社説検証】天皇陛下ご即位 産経「旧宮家の皇籍復帰を」

■読毎「女性宮家の創設」検討

 まぶしい新緑の中で天皇陛下が即位され、令和時代が幕を開けた。

国民統合の象徴として重い責務を担う天皇陛下は、宮中祭祀(さいし)に臨むなど活動を本格的に始められている。

新たな皇室像に対する期待が高まる一方で、安定的な皇位の継承は国全体にとって大きな課題でもある。

 激動の昭和から混迷の平成を経て令和を迎え、各紙とも喜びと懸念が入り交じる社説となった。

 産経は「日本の国柄の最大の特徴は、天皇と国民が共に歩み、長い歴史を紡いできた点にある」と指摘した。

202年ぶりの譲位についても「天皇が代を重ねられることは、国民にとって大きな喜びである。

ご即位をお祝い申し上げたい」と祝意を表した。

 天皇陛下は即位後朝見の儀で、「憲法にのっとり、日本国及び日本国民統合の象徴としての責務を果たすことを誓う」と述べられた。

読売は「初のお言葉には、国民と苦楽を共にする決意が込められている」と強調した。

そのうえで「今回の退位に伴う皇位継承の一連の儀式が、憲法との整合性を取りつつ、滞りなく執り行われたことを歓迎したい」と粛然と進められた譲位を評価した。

 一方、今後のご活動について論考したのが毎日だ。

天皇陛下は1983(昭和58)年から約2年にわたり、英オックスフォード大学に留学されたことなどに触れ、「この経験が視野を世界に広げることにつながった。

外交官出身の新皇后雅子さまとともに豊かな国際感覚を生かし、諸外国との交流にも一層力を尽くすだろう」と期待を寄せた。

 朝日は「自然体で日々の活動を重ねるうちに、新天皇の持ち味が醸し出されてゆくに違いない」と指摘した。

そのうえで「国民の側も、皇室にいかなる活動を、どこまで求めるのかを考え続け、憲法からの逸脱や無理がないか、不断に検証する必要がある」と注文した。

 令和時代を迎えた皇室の大きな課題は、安定的な皇位継承である。

皇位を継承する資格のある皇族は、皇嗣となられた秋篠宮殿下とそのお子さまの悠仁さま、そして常陸宮さまの3方だ。

これは戦後最少であり、皇位の安定的な継承が揺らぎかねないとの懸念がある。

 産経は「古代から現代まで、一度の例外もなく貫かれてきた大原則は男系による継承である」と指摘し、「この原則が非皇族による皇位の簒奪(さんだつ)を防ぎ、万世一系の皇統を守ってきた。

女系継承は別の王朝の創始に等しく、正統性や国民の尊崇の念が大きく傷つく」と強く訴えた。

さらに「今も親族として皇室と交流のある旧宮家の皇籍復帰により、皇室の裾野を広げるよう検討してもらいたい」と提案した。

 これに対し、毎日は「右派の人は男系男子でなければ天皇制の性格が根本から変わると主張する。

しかし、男女のどちらを優先するかなどの問題ではなく、天皇制そのものの危機である」と強調し、女性宮家の創設を求めた。

読売も「安定的な皇位継承と皇室の維持を実現する上で、女性宮家の創設などを検討していくべきだ」と訴えた。

 また、朝日は「男系男子だけで皇位をつないでいくことの難しさは、かねて指摘されてきた。

しかし、その堅持を唱える右派を支持基盤とする首相は、この問題についても議論することを避けている。

日ごろ皇室の繁栄を口にしながら、実際の行動はその逆をゆくと言わざるを得ない」と首相批判を展開した。

 女性宮家を創設しても、一時的に皇族の減少を防ぐだけで、皇位継承資格者が増えるわけではない。

その配偶者の位置付けも不透明だ。

もし女性宮家当主やその子孫に皇位継承資格を与えれば、それは歴史の転換だ。日本の将来に禍根を残すような道は選ぶべきではない。(井伊重之)

                   ◇

 

 

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