「内需冷え込み」による輸入急落が無ければ、名目成長率は「マイナス2・7%」です。

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 『三橋貴明の「新」経世済民新聞』

     2019/05/21

「内需冷え込み」による輸入急落が無ければ、

名目成長率は「マイナス2・7%」です。

        From 藤井聡(京都大学大学院教授)

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こちらのメルマガは昨日配信致しましたが、
一部誤りがありましたので、再度配信しております。

From 藤井聡(京都大学大学院教授)

「内需冷え込み」による輸入急落が無ければ、名目成長率は「マイナス2・7%」です。

今朝5月20日の午前、
政府からGDP速報値が公表されました。

1-3月期のGDPは、
経済の冷え込みからマイナス成長になるのでは、
との観測が支配的でしたが、
蓋を開けてみればなんと、年率プラス2・1%。

この「意外」な結果を受けて早速、
茂木大臣などは消費増税を行うと明言しています。
http://www.asahi.com/business/reuters/CRBKCN1SQ01O.html

しかし、今回のGDPプラス成長は、
「単なる見かけ上」の数字。

何と言っても、今回の成長に最も寄与したのが、
内需の拡大でも輸出の拡大でもなく、
「輸入の減少」だったからです!

具体的に言うなら、
名目値で言えば、102.9兆円もあった輸入が
94.7兆円へと8.2兆円も一気に急落。

この8.2兆円の急落が、見かけ上、GDPを押し上げたのです。
(統計上、輸入はGDPから「差し引く」項目なのです)

もしもこの輸入減が無ければ、
GDPはプラス成長どころか、

名目で年率マイナス2・7%になっていたのです!
(実質では年率マイナス1・3%)

ではなぜ、輸入がここまで急落したのかと言えば、
内需が冷え込み、日本人の購買力が下落したからです。

事実、消費も投資も下落しています。
https://this.kiji.is/502993738726098017

つまり今回のGDP成長は、
内需が冷え込み過ぎたあおりを受けて輸入が減り、
その結果、もたらされた
「単なる見かけ上」の数字に過ぎなかったのです。

統計はあくまでも統計。

使いこなすには、
それを読み解くリテラシー(読解能力)が必須です。

日本政府、そして、国会においては、
的確なリテラシーに基づく
正しき政治判断を下されんことを、
心から祈念したいと思います。

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ご覧いただけます。
https://38news.jp/

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