第260回「スティファニー・ケルトン教授来日!」 FROM 三橋貴明

2019・6・13

第260回「スティファニー・ケルトン教授来日!」

FROM 三橋貴明

三橋TV続々公開中です。

三橋TV第101回【結局おカネ儲けが目的ですか!?】
https://youtu.be/JgN80S70y2k
三橋TV第102回【延々と繰り返される“人類の戦い“】
https://youtu.be/9WYvgsndJMQ
三橋TV第103回【主流派経済学は財政支出を憎悪する】
https://youtu.be/yDBsbOJ1Egc

さあ、いよいよ来月、
財務省が最も恐れる人物、
NY州立大学のスティファニー・ケルトン教授が来日します。

 

シンポジウムは7月16日(火)に予定されております。
(その他の予定につきましては、追々)

ある真実を人々が真実だと認めるまでには
いつも3つの段階を通過する。

第一段階では、嘲笑する。
第二段階では、激しく反対する。
第三段階では、当然のこととして受け入れる。
(アルトゥル・ショーペンハウワー)

MMTは、現在は第二段階でございましょうか。

デフレ脱却を目指していた
「いわゆるリフレ派」までもが、
青筋立てて「デフレ脱却」を実現する
MMTを攻撃しているのは滑稽ですが、
その「裏」に何があるのか。

本質を理解する必要があります。

MMTは、経済は「不確実」であるとして
(実際にそうです)、
国民(有権者)が主権に基づき、
政治で財政をコントロールし、
経世済民を実現する必要があるとする
「ケインズ派」の正当後継者です。

対する新古典派を初めとする
(現在の)主流派経済学は、
経済を「自然現象」として捉え、
万有引力の法則や相対性理論のように、
特定の「神が定めたルール」がある。

そのルールに従い、
政府の余計な干渉は可能な限り排除し
(いわゆる「小さな政府」)、
市場に任せるのが善であると考えます。

というわけで、主流派経済学にとって、
「政府の財政政策で、インフレ率を
コントロールする
(現在の日本はインフレを目指す、になりますが)」
という発想は受け入れがたいのです。

主流派経済学は経済を
自然現象と捉えるが故に、
現実の経済で見られる、

〇 効用(※需要が満たされること)の最大化が
必ずしも善ではない
(※軍隊が提供するサービスの効用が最大になるのは、戦争)

〇 生産性を向上する投資は、
必ずしも合理的になされるわけではない
(ノリ、で投資する経営者もいたりする)

〇 投資をした場合、生産性がどのくらい
向上するかは分からない(同じ投資であっても、
企業、国家、国土、人材など環境が異なれば、
生産性向上効果は変わります)

〇 現実世界で「最大の貨幣供給」である
銀行の預金生成(=銀行融資)は、
必ずしも合理的に行われるわけではない

〇 銀行が貨幣を生成(いわゆる
「信用創造」)をしたとして、
それが実体経済(消費や投資)に
回るかどうかは、分からない。

投機に回ってしまえば、
GDP(生産=需要=所得)とは
無関係な上に、バブルを引き起こす
といった「現実」には目を瞑り、

様々な「前提」に基づき、
特定の数値モデルを書けば
ノーベル経済学賞がもらえる、
というバカげた学問に
落ちぶれてしまったのです。

現実から目をそらしている以上、
現実の問題を解決できるはずがありません。

そして、
MMTという「現実を解決する」
経済学の一派が襲来し、

現実を否定し続けた経済学の一派が、
「自分たちの立場」「自分たちの権益」を
失うことを恐れ、猛反発している。

これが、日本やアメリカなどで起きている
「MMT批判」の実態なのです。

最近の日本のメディアにおけるMMT批判は、
「財政民主主義の下ではインフレを制御できない」
という、
インフレ率コントロールに
焦点が移っていますが、

これは60年代から70年代にかけた
(当時の)主流派経済学「ケインズ派」と、
傍流「新古典派経済学」の争いに
酷似しています。

と言いますか、そのままなのです。

上記を理解すると、
「いわゆるリフレ派」が、
(現在の)主流派経済学の傍流
もしくは亜流であることが理解できます。

「いわゆるリフレ派」は、
金融政策でデフレ脱却を目指したという点で、
ミルトン・フリードマンのマネタリズムの
延長線上に位置しているのでございます。

実は、経済学が頑なにインフレを嫌悪し、
「政府の財政政策」「財政民主主義」を
憎悪するのは、ルーツを辿ると
1618年に行き着きます。

400年前に何があったのか?

詳しくは、6月16日に、
経世史論からリリースされる、
中野剛志氏との対談動画
「歴史とナショナリズム」で
解説しております。(8月15日まで視聴可能)。

【経世史論~「正しい祖国の歴史」を学び、「現代」を読み解く~
http://keiseiron-kenkyujo.jp/apply/

経営科学出版からは経世史論のバックナンバーを
個別にお買い求め頂くことも可能です。
https://in.38news.jp/38KSSR_backnumber

これを機に、是非ともご入会下さいませ。

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