元内閣官房参与として、「令和日本・再生計画」を出版しました。From 藤井聡@(京都大学大学院教授)

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 『三橋貴明の「新」経世済民新聞』

     2019/06/19

元内閣官房参与として、「令和日本・再生計画」を出版しました。

         From 藤井聡@(京都大学大学院教授)

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こんにちは、京都大学の藤井聡です。

これまで「追伸」で何度かご紹介いたしておりましたが、この度、元内閣官房参与として、これからの日本、新しい令和の時代の日本をどう作っていくべきなのかをとりまとめた書籍、「令和日本・再生計画」を出版いたしました。
https://www.amazon.co.jp/dp/409825350X

本書は、参与として六年間、内閣で勤務させて来ていただいていた経験を踏まえ(もちろん「守秘義務」を守りながらも)客観的な立場から「安倍内閣の政策」を多面的に評価しつつ、今、日本にどんな「転換」=「ピボット」が求められているのかを論じたもの。

ついては今日は、本書冒頭をご紹介しつつ、どういう思いで本書を出版したのかを――お示ししたいと思います。

是非、ご一読ください。

~令和日本・再生計画 「はじめに」より~

「それはとても寒い夜だった。

 敬礼で見送る守衛さんに最後の会釈をしながら、もう2度とここに来ることもないのかもしれないとの思いを胸に、いつも通りセキュリティゲートをくぐって外に出た。

 仕事納めの最後のレセプションが華やかに開催された首相官邸。

6年間通い続けたこの建物も、平成30年12月28日が筆者にとって最後の登庁日だった。

 一階の大ホールの仕事納めのレセプションは、仕事納めに毎年開催される恒例行事。

内閣官房に参与として勤務していた筆者にとってはいつもの変わらぬ風景だ。

しかし、これが最後かと思うと、1つ1つの当たり前の風景が何やら特別に見えた。

 終始和やかに行われたレセプションには、いつもの顔がたくさんあった。

総理や官房長官、官房副長官や補佐官、秘書官等々、首相官邸と呼ばれる職場の住人一人ひとりに最後の挨拶をして回る

 最後の総理スピーチは、いつも通り小一時間経ってからのことだった。

 スピーチがおわると、もうレセプションも終わり。

筆者はひとしきり最後の最後の挨拶を皆と交わしながら、会場を後にした。

 審議官に入館カードを渡して外に出ればもう戻れない。

当たり前だが官邸のクルマももう使えない。

筆者は、官邸を後にする政府要人達のクルマを尻目に、路上でタクシーを拾い、東京駅八重洲口に向かった。

 筆者は官邸から自宅の京都に戻る新幹線の車中で、SNSを通して今回自ら参与辞任を公表した。

ネットのニュースサイトには既に、筆者の名前がちらほらと出ていた。

官邸からも藤井辞任の旨が正式に公表されたようだった。

 その後、様々なメディアからの取材があり、様々な報道がなされた。

中には、憶測を交え、筆者が官邸の意向に逆らう発言を繰り返した挙げ句に官邸を追い出されたという報道もあった。

 しかし、それは違う。

あくまでも、自己の本務である「言論活動」を優先するための辞任だった。

 筆者はもともと、参与着任以前から消費増税を徹底的に批判する言論を展開し続けてきた。

そして、10%増税の予定日が刻一刻と近づくにつれ、筆者はその言論活動をさらに加速していた。

 折しも、2018年は「防災減災ニューディール担当」の参与として6年間取り組んできた長期的な財政方針、ならびに、国土強靱化とその予算計画が閣議決定された年でもあった。

参与としての公務に一区切りついた機会はまさに、今こそ筆者の本務である学者としての言論活動に重きをおくべき時なりとの意を固めるに、十分な機会でもあった。

 そうした思いを総理、官房長官はじめ関係各位に申し上げ、この度の辞任とあいなった。

――本書はそうして辞任した筆者が今の政治の在り方全体を、内閣官房参与を6年間務めたという立場から改めて評価、検証し、その上でこれからなさねばならぬ日本の在り方を論ずるものだ。

 言うまでもなく本書は、この度の辞任がなければ世に問うことのないものだったのだと思う

おそらくはその内容は、世に問うというよりもむしろ、参与として官邸各位に内々に解説していたところのものであったやに思う。

 しかし、官邸を後にした今、それはもはや筆者のなすべき仕事ではない。

いわば筆者は今や、内閣官房だけではなく国民世論全体の参与として、内閣官房内部だけでなく日本の「世論」全体で共有可能な提言を供せねばならぬ立場だ。

というよりむしろ、そうするためにこそ参与を辞したわけだ。

 だから筆者はもちろん、できるだけ多くの国民に本書に触れていただきたいと思っている。

 如何にすればこの閉塞し続けている日本の現状を打破できるのか、そして、次世代に繋がる明るい日本を如何にすれば作り上げることができるのか――今、誰もその問いに答えることができず仕舞いになっている。

 しかし筆者には今、官邸からの景色を眺めながら考え、そして1つ1つ実践してきた6年間という糧がある。

この糧に基づいて考えた内容をここに、日本国民に還元したい、というよりむしろすべきなのではないかと言う思いに今、突き動かされている。

 官邸や国会議員、行政、学者、言論人、有権者といった日本の様々な立場の方々に、本書を通して僅かなりとも、強くそして豊かな日本の作り方を考えていただく契機を得ていただくことができれば、大変に有り難いことであると思う。」

・・・本書では、こうした経緯で出版したものですが、これまで「参与」の立場がある限り、なかなか公言することが憚られることも含めて、多面的かつ徹底的に論じています。

是非、ご一読ください!
https://www.amazon.co.jp/dp/409825350X

追伸:
「表現者クライテリオン」ではこの度初めて、「外交」
問題を徹底的に特集しました。「外交の大転換」もまた、令和日本がなすべきピボット。こちらも是非、ご一読ください!

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