豊かで安全な国家を取り戻すために: From 三橋貴明

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『三橋貴明の「新」経世済民新聞』
 2019年9月16日

 豊かで安全な国家を取り戻すために

 From 三橋貴明

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先日の台風15号による災害は、
日本の「カネ(緊縮)」至上主義の
悪影響が、一気に噴出したように思えます。

千葉県では、現在も万単位の家屋が停電し、
断水も続いています。

被災地には、続々と給水車が向かうものの、
何しろ電気が付かないため、
情報が被災者に届かない。

何とか、スマートフォンの充電が
できたとしても、何しろ携帯電話会社の
基地局までもが停電で落ちていたため、
通信ができない。

君津市では、高圧鉄塔が倒れるという
信じがたい状況になりました。

さらには、千葉県を中心に、
倒壊した電柱が2千本(!)。

鉄塔のメンテナンスや、電柱地中化を
進めていれば、被害は相当程度、
抑え込めたことでしょう。
ところが、政府は頑なに緊縮財政。

「カネ」至上主義の二十一世紀の日本は、
政府も電力会社も、例えば
電力ネットワークの「冗長性」等に
背を向けてきました。

【参考:電力系統図(東京電力)】
http://www.tepco.co.jp/pg/consignment2/power_grid.html

しかも、東日本大震災の福島第一原発の
事故の影響で、全国の原子力発電所が
運転停止。

電力会社は、外国から購入する
鉱物性燃料のコストが跳ね上がり、
当然の結果として「メンテナンスコスト」
削減に走らざるを得ませんでした。

東電の送配電設備への投資額は、
91年は年間9千億円だったのが、
18年はわずか3千億円。

投資だけではありません。
原発事故後に新規採用を抑制した東電は、
数千人の人員削減を実施しました。

資本の手入れをおろそかにし、
人材を削った。カネのために。

ちなみに、三橋は別に東京電力を
責めたいわけではありません。

「カネ、カネ、カネ」と、
非常事態を想定せずに、コスト切り詰め、

「ムダ=余裕」の削減を尊んできた
日本の政治家、さらには我々国民が
問題なのです。

安全で豊かな社会を維持するためには、
コストがかかるのです。

平時のムダ=余裕こそが、
非常事態に国民を救います。

こんな当たり前のことすら忘れ、
ひたすら「削減」に走り、
国家を弱体化させてきた。
もう、終りにしましょう。

MMTにより、日本に「国の借金問題」
「財政問題」など存在しないことが
証明され、広まりつつあります。

大事なのは、カネではない。
いざというときは国民を救うことができる、
資本であり、供給能力である。

国民国家の国民として、我々が上記の
「当たり前のこと」を思い出さない限り、

日本国の「安全」はひたすら
失われていくことになります。

◆【歴史音声コンテンツ 経世史論】
http://keiseiron-kenkyujo.jp/apply/

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 高家望愛さんも同行します)
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特別コンテンツとして配信したいと思います。

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「三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』」
第336回 アベ・ショックの”後”
なお、週刊実話の連載は、以下で
(二週遅れで)お読み頂くことが可能です。
http://wjn.jp/

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