第280回「非常時に我々を救う平時の余裕​」: 『メルマガ月刊三橋』

第280回「非常時に我々を救う平時の余裕​」

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◆本日のニュース解説
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2019・10・31

第280回「非常時に我々を救う平時の余裕」

FROM 三橋貴明

三橋TV続々公開中です。

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三橋TV第157回【外為市場・国債市場から政府をコントロールする「奴ら」】
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経世史論の長浜浩明先生の特別コンテンツ
「日本人はどこから来たのか?」が本日、視聴終了となります。
ご注意ください。

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11月5日から上島嘉郎先生と三橋貴明の対談コンテンツ「自虐史観はなぜ始まり、深刻化したのか」をご視聴頂けます。

さて、日本を蝕むというか、

とにかく「政府に仕事をさせない」ことが目的である「緊縮財政」に対し、ようやく政治的な是正の動きが出て参りました。

「政治的な是正の動き」とは、もちろん野党サイドの話です。

具体的には、無所属の馬淵澄夫・元国土交通相と、れいわ新選組の山本太郎代表が「消費税減税研究会」を立ち上げ、現職議員22名+落選議員で40名以上が結集。

さらには、国民民主党の小沢一郎衆議院議員が、
「「赤字国債悪者論の『財政法』の考え方から抜け出さないと日本は再生できない」
と、財政健全化路線、PB黒字化目標を批判。

一年前には、考えられない事態になっています。

特に、有力議員の口から「財政法が問題」という発言が飛び出すとは、驚きです。

ちなみに、令和の政策ピボットの「1.財政・金融政策」は、

「財務省設置法(任務)第三条における財務省の任務「健全な財政の確保」を「安定的な経済成長の達成」へと改正します。

また、財政法第4条、第5条を改正し、政府が国民の所得拡大や、食料・エネルギー・科学技術・国防・防災・インフラ整備等、諸分野の安全保障強化のために、国会の議決を経た上で、国債発行及び中央銀行の国債買取、さらには支出拡大を可能とする」

「財政健全化目標として、非合理的な基礎的財政収支(プライマリーバランス)黒字化目標を破棄」

となっていますが、とりあえず「簡単」なのは、PB黒字化目標の破棄です。

何しろ、閣議決定で話がすみます。
(財務省設置法第三条、財政法四条、五条という、いわゆる「緊縮三法」の破棄・改訂には、国会議決が必要)

与党サイドは、むしろ、安倍総理が経済財政諮問会議において、「持続可能な地域医療体制を構築する」というお題目で、

病院の「再編」と「過剰なベッド数の削減」などを進めるよう関係閣僚に指示するなど、緊縮が加速していっています。

また、財務省は年末の診療報酬改定に向けた「改革案」として、診療報酬の引き下げを提言しています。

相も変わらぬ緊縮財政ですが、「病院再編」「ベッド数削減」について補足しますと、

厚生労働省は、
「診療実績が特に少ないなどの全国400余りの病院名」

を公表し、

病院を削れ(統廃合)、ベッドを削れとやっているわけですが、「診療実績が少ない」ということは、住民が健康であるということで、むしろ「良いこと」です。

無論、自然災害や疫病発生、あるいは住民の健康状態悪化などで、「診療事績が少ない」病院であっても、将来的に国民の生命を救う可能性があります。

今、あまり稼働していないから、削減。
が成立するのでは、それこそ、

「犯罪率が低下しているので、警察は統廃合」

「火事が少ないので、消防は不要」

「とりあえず中国が攻めてこないので、自衛隊は要らない」

という話になってしまいます。

普通に「狂っている」と、表現できるでしょう。

災害、犯罪、火事、外国の侵略、さらには住民の健康状態悪化といった「非常事態」は、普通に起き得るのです。

平成日本は、この手の「非常事態」を全く想定せず、平時というか「何も起きない」ことが前提で、

非常時に我々を救う平時の余裕」に「ムダ」というレッテルを貼り、削減してきたのです。

そして、さらに「余裕」を削り取ろうとしているのが、安倍政権であり、財務省の緊縮財政至上主義です。

緊縮財政を終わらせましょう。

中に身を置いていると、遅々として進まない印象ですが、後から振り返ってみれば「これだけ進んだんだ」ということに気が付くはずです。

日本は今、確かに「狂った緊縮財政の是正」に向けて、着々と歩みを進めているのです。

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