屈辱のインバウンド戦略からの脱却を!: From 三橋貴明 @ブログ

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『三橋貴明の「新」経世済民新聞』
 2019年11月16日

 屈辱のインバウンド戦略からの脱却を!

 From 三橋貴明 @ブログ

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三橋TV第164回
【国産のステルス戦闘機作ろうぜ!】
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無事に帰国しました。
本日は、
三橋経済塾第八期第十一回講義開催日です。

ちなみに、
羽田に降り立ったのが昨日の16時。
翌日に経済塾とは、
なかなかハードでございますね
(わたくしが決めたわけではないです)。

ゲスト講師は青木泰樹先生。
MMTを「経済学」的に学びましょう。

ブログやツイッターからもお分かりでしょうが、
半世紀になろうとする人生において、
最高の「旅」を満喫しておりました。

とはいえ、観光は観光であり、
「暮らし」ではありません。

イギリスで暮らすとなれば、
色々とキツイことも出てくるのでしょう。

とりあえず、イギリスの食事は、
ネットで叩かれるほど酷くはないですが、
美味しくはないです。

また、現地の日本人の方が、
特にロンドンでは「犯罪」がかなり深刻で、

「ソマリア移民が治安悪化を懸念して、
 子供をソマリアに帰国させた」
と、事実なのか、都市伝説なのか,
頭を悩ませてしまう話を教えてくれました。

結局、あらゆる国がそれぞれ深刻で、
かつ多種多様な社会問題、
政治問題を抱えており、

人々は足掻きながら暮らしているものの、
観光客には「見えない」あるいは
「見えにくい」という話なのでしょう。

ちなみに、わたくしは外国人観光客や、
日本人の海外旅行を否定したいわけでは
ありません。

今回、つくづくと思いましたが、
わたくしたちは「自分と違う暮らし」が
見たいのです。
それこそが、海外旅行の醍醐味でしょう。

無論、あらゆる「暮らし」が
パーフェクトであるはずがなく、
外国の方々は暮らしにおいてそれなりの
問題を抱えているのでしょうが、それでも、
人間は理想郷を求め、
世界を旅したくなるのでしょう。

違う暮らしと言えば、
高山市(岐阜県)などの観光地で、
多くの西欧人を見かけた際に、

「彼らは、一体、何が楽しくてこんな奥地
 (失礼)まで来ているのだろうか?」
と、不思議に思ったことがあるのですが、

先方からしてみれば、日本の街並み、
人々の暮らしが「西欧とは違う」という
話なのでしょう。

特に、日本は「木の文化」であるため、
西欧人にとっては新鮮なのかも知れません。

我々が、エジンバラの旧市街・新市街の
「石の街」に嘆息を漏らすように。
(実際に暮らすとなると、
 滅茶苦茶寒そうですが)

日本や英国の街並みは、
別に狙ってそうなっているわけではなく、
単に我々の御先祖様が暮すことで、
自然に創出されたものです。

現在の日本の光景は、
先人の人生の結果なのです。

現在の世界の観光資源の多くは、
過去の先人の生活、暮らし、
伝統の上に成り立っています。

上記を理解すると、安倍政権の
「インバウンド戦略」とやらが、
何重にもおぞましく、
邪なものに見えてきます。

「安い国」になった日本の現実は、
日本人にとって幸せなことか

 米中貿易戦争の影響で中国経済が
 失速しているが、日本にやって来る
 中国人観光客の勢いは衰えていない。

 訪日外国人のうち3割弱を占める
 彼らの人数は、今年に入ってからも
 前年同月比で10%以上の増加が続いている。

 中国が不景気であるにもかかわらず、
 日本にやって来る中国人観光客が
 増えているのは、
 日本での買い物が「安い」からである。
 

    かつて日本は世界でも有数の物価が高い国
 だったが、景気低迷が長引き、
 その間に諸外国が目覚ましい経済成長を
 遂げたことから、
 日本の相対的な物価は安くなった。

 不景気になり、中国での高額なショッピング
 を手控えるようになったことで、
 余計に日本の買い物が魅力的になった
 面もある。

 一般的に各国の購買力の差はGDP
 (国内総生産)と為替レートによって決まる。
 1985年のプラザ合意によって日本円は
 10年間で1ドル=240円から80円台まで
 3倍近くに高騰した。

 同じ金額で買えるモノの量が3倍に
 なったので、当時の日本人が海外に行くと
 全てが安く見えた。

 パリやミラノが、ブランド物を大量購入する
 日本人観光客であふれ返っていたの
 もうなずける話である。

 1ドル=約80円まで進んだピーク時と
 比較すると、今の日本円は25%ほど減価
 しているが、日本人の購買力は為替の
 変動以上に大きく減少している。

 その理由は、日本以外の各国が経済成長した
 ことによって、日本の相対的な経済力が
 低下したからである。(後略)』

デフレが続き、成長を続ける世界において、
ほとんど唯一の「落第生」。

GDP、所得が増えず、
相対的に安くなっている日本。

この現実から目をそらし、相変わらず
緊縮財政と「ビジネスのための改革」に
邁進する、我が祖国。

政府が支出せず、カネ、カネ、カネ。
デフレから脱却できず、経済成長率が低迷し、
国民が貧困化。

「ならば、インバウンド!」
と、自分たちが「将来世代」のために投資を
するのではなく、過去の先人の遺産
(観光資源)を切り売りする。

しかも、外国人に媚びる。

先人の生活、暮らしゆえに存在する文化、
伝統を「カネ」に換算し、
ビジネスと化してしまう。

将来的に、我が国の観光資源はビジネスに
食い荒らされ、魅力を失っていくのでしょう。

そうではないですよね。

我々が豊かになるべく、懸命に投資し、
普通に暮らしていく。

我々の暮らしが魅力的なものであるならば、
自然、惹きつけられる外国人は多いでしょう。

日本に魅かれた外国人は、
勝手に観光に来ればいいのです。

カネ目的で彼らに媚び、先人から受け継いだ
資産を切り売り、安売りしていくのは、
これは単なる「売国」であって、
政府が推進するべき政策ではありません。

そう言えば、以前、中野剛志先生に、
「自由貿易で製造業が衰退し、
 金融にシフトし、それでも衰退を
 止められなかったイギリスが何を
 『売り』にしようとしたか分かります。

 ”観光”なんですよ」
と、教えて頂いたことを思い出しました。

我々は、豊かに生活し、
他国の人々が羨む暮らしをし、
「高くても、素晴らしい日本人の暮らしを
 見たい」

と、外国人が押し掛ける国を目指すべきです。
安さを売りに、外国人に媚びる
「屈辱のインバウンド政策」から
脱却しましょう。

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