政治団体という中間組織 :  From 三橋貴明

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『三橋貴明の「新」経世済民新聞』
 2020年6月21日

 政治団体という中間組織

 From 三橋貴明

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【近況】

6月16日に、オンラインライブ
「saya 初夏の配信
 スぺシャルライブ2020」が開催されました。
https://www.ragnet.co.jp/livespot/22578

ご参加頂いた皆様、ありがとうございました。
チャンネルsayaのご登録は、こちらから。
https://youtu.be/Guag-GHIG1Y

さて、政治や選挙について、
「特定の団体が票を取りまとめて、
特定の政治家を当選させるのは、
良くないことだ」

との主張を耳にし、「その通りだ」と
賛同する読者の皆様が多数派なのではないでしょうか。

とんでもない間違いである。
という、現実を知って下さい。

農協、医師会、建設業協会などの
業界団体はもちろん、経団連、連合、商工会、
あるいは「大企業」などの中間組織が、
構成員の票を取りまとめ、
政治や選挙を動かそうとする行為は、
民主制国家においては「正統」です。

つまりは「真っ当」であって、
絶対に批判されるべき政治活動ではありません。
むしろ、称賛されるべき。

理由は、日本の有権者数が多すぎるためです。

2019年の参議院選挙において、
国政選挙の有権者数は1億658万7860人。

凄まじい人数です。

我々が持っている日本国の主権は、
何と一億分の一「以下」ということになります。

皆さんがお持ちの、一億分の一の
「主権」により、日本国の政治を
変えられると思いますか?

絶対に不可能です。

国民一人一人が持つ主権のパワーは、
限りなく小さい。

だからこそ、民主制は
「個々人の票を取りまとめる」
中間組織なしでは、健全に機能しないのです。

グローバリズムは、中間組織を
「敵」と見なし、破壊しようとします。

理由は簡単で、既存の中間組織が「票」を
左右してしまうと、グローバリズムが望む
「改革」が実現不可能になるためです。

例えば、グローバリズムが望む日本の農業自由化、
食料安全基準引き下げ等に対しては、
「国民の食料安全保障を守るため」
という理由から、既存の政治団体である
農協が反対します。

だからこそ、一連の農協改革、種子法廃止、
農業競争力強化法、種苗法改訂法案などを推進するに際し、
「農協は既得権益だ! 潰せ!」

といったポピュリズムが
「武器」として使われたわけでございます。

中間組織を破壊し、有権者、国民、主権者を
「個人」へと解体していけば、政治パワーは
「マスコミを利用した人気力」に
左右されることになります
(すでになっていますが)。

結果、マスコミ上のプロパガンダにより、
「グローバリズム、
 特定の誰かの利益を最大化する政策」
が推進しやすい形に、政治構造が変わっていく。

中間組織が消滅し、我々がバラバラにされ、
国家と直接結びつくことになると、
その後の世界は確実に
「万人の万人に対する闘争(ホッブス)」
に突入します。

何しろ、一億分の一以下の主権しか
持たない我々は、グローバリズムに対し、
対抗のしようがなくなるのです。

結果的に、マスコミとプロパガンダを
支配するグローバリズムが
「常に勝利する」時代となるわけですよ。

それが嫌ならば、抗わないといけません。

◆過去十年以上に渡る三橋の言論活動の
「集大成」とでもいうべき、
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