麻生財務大臣、あなたの定義する「放漫財政」とは、何なんですか? From 三橋貴明

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『三橋貴明の「新」経世済民新聞』
 2020年8月10日

 麻生財務大臣、あなたの定義する
「放漫財政」とは、何なんですか?

 From 三橋貴明

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【今週のNewsピックアップ】

亡国の消費税
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麻生財務大臣に質問「放漫財政って、何?」
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改めて、財政破綻論者や「緊縮派」の
政治家の特徴は、やたら抽象表現を多用する点です。

「国の借金」「財政破綻」「ハイパーインフレ」
「バラマキ」「放漫財政」「通貨の信任」
「国の信用」「身を切る改革」「社会保障の安定」
「財政の持続可能性」

政治家は、この種の極めて抽象的な
表現を用いて緊縮財政を主張すれば、
「格好いい」と思っているようです。

抽象的緊縮論を主張する政治家には、
是非とも「定義」を問いただしてください。

稲田朋美衆議院議員が、
「理念なきバラマキには反対」
とツイートしたならば、「理念って何だ?」
「バラマキって具体的にいかなる政府支出だ?」と。

ちなみに、「理念なきバラマキ」は、
あまりにも抽象的過ぎて、
三橋が頑張って頭をひねっても定義することはできません。

麻生財務大臣は、
8月7日の閣議後記者会見で、

「財政を放漫なものにおくわけにはいかない。
 財政の持続性確保は重要な問題で、
 一概に消費税を簡単に切り下げる話に
 与しているわけではない」

「放漫財政」「財政の持続可能性」
という抽象用語で、消費税減税を否定しました。
この二つについては、三橋は定義可能です。

◆ 放漫財政:インフレ率が適切な水準を
超えているにも関わらず、財政支出を拡大しようとすること

◆ 財政の持続性:国債金利やインフレ率が
適正水準で推移し、国民経済の供給能力が拡大していくか否か

例えば、インフレ率が3%、4%、
5%と上昇していく状況であるにも関わらず、
政府が財政支出を拡大しようとしたならば、三橋は、

「放漫財政だ!」
と、批判しますよ。

あるいは、昨日のレバノンではないですが、
緊縮財政とデフレ継続で国民経済の
供給能力が毀損していくと、

将来(遠い将来ではありますが)日本が
財政破綻に陥る可能性が生じます。
つまりは、財政の持続可能性が落ちていく。

ところが、現実の日本政府は
言葉の定義をせず、抽象論を叫び、

「緊縮財政で国民経済の供給能力を破壊し、
将来的な財政の持続性を危うくしている」

わけでございます。まさに、喜劇の国。

参考:日本の中央政府の純負債(左軸)

と長期金利・インフレ率(右軸)


http://mtdata.jp/data_71.html#junfusai

長期金利とインフレ率が共にゼロということは、
日本は放漫財政どころか「緊縮財政」であることを示しています。

 

それにも関わらず「放漫財政」という言葉を
使った麻生財務大臣に、問いたいわけです。

「あなたの定義する「放漫財政」
とは、何なんですか?」

 

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◆週刊実話 連載「三橋貴明の
『マスコミに騙されるな!』」
第380回 疫病恐慌曲線の上で右往左往

なお、週刊実話の連載は、以下で
(二週遅れで)お読み頂くことが可能です。
https://npn.co.jp/category/society

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