バイデン大統領になったら…………From:山岡鉄秀

バイデン大統領になったら、、、

バイデンという人類にとってのリスク

From:山岡鉄秀

ダイレクト出版・パワーゲームメルマガ読者の皆さま
山岡鉄秀です。

アメリカ大統領選において、
常に民主党のジョー・バイデンのリードが
伝えられています。

アメリカのテレビ局ははっきりと
バイデン派とトランプ派に分かれて報道しており、

中立ということはあまり
意識されていないのがわかります。

日本のNHKを見ていると、
トランプがとんでもない悪辣な人物に思えてきます。

アメリカのテレビ局のように露骨ではありませんが、
バイデンに好意的なのがよくわかります。

さて、問題の対中政策ですが、
多くの識者が、たとえバイデンが勝って
民主党政権になっても対中強硬策は変わらない、
と予想しています。

確かに、中国はアメリカの覇権に
挑戦しているわけですから、
それを跳ね返すのは超党派の方針のはずです。

しかし、本当にそうでしょうか?

アメリカ在住の友人から
メッセージが届きました。

彼はトランプを嫌悪しています。

しかし、その彼が
「バイデンやばい」と言うのです。

彼が送って来た動画ニュースを見て、
私もぎょっとしました。

中国が知的財産を盗んでいることは
認めているのですが、
現在の対中関税は撤廃し、
WHOにも復帰すると言っているのです。

それでいて、どうやって中国の攻勢を
止めるのか、論じられていません。

「中国は態度を改めなければならない」
と言うのですが、
いったいどうやって改めさせるのか、
よくわかりません。

本人も、自分が何を言っているのか
本当にわかっているのか、
定かではない印象を受けます。

なるほど、これではトランプ嫌いの友人も
心配になるわけです。

中国の脅威については、
超党派で理解されている、
と仮定しましょう。

しかし、ここで問題なのは、
その脅威にどう対処するか、です。

ひとつの考え方が、
エンゲージメントを続けながら、
望ましい方向へ誘導する、です。

エンゲージメントという言葉が
よく使われるのですが、ようするに、
関わりながら中国の姿勢を
変えようとする政策です。

一方、トランプ政権が推進しているのが、
ディスエンゲージメント、つまり、
関わらないようにする、という政策です。

最近、ポンペイオ国務長官が
「クリーンネットワーク」
という構想を発表しました。

通信ネットワークから中国企業を
徹底的に排除する、という政策です。

ファーウェイなど中国企業による
情報の抜き取りリスクを考えれば
当然の措置ですが、まさに
「排除=ディスエンゲージメント」政策です。

どうやらバイデンは、
中国のリスクを理解している
と言いながら、
エンゲージメント派のようです。

天安門事件以降のエンゲージメント政策が
完全に失敗したという前提に立って
現在の対中強硬策があるのですが、

どうもバイデンは、
時計の針を2年前に戻してしまおう
と考えているような印象を受けます。

エンゲージメントというと
格好良く聞こえますが、

ひとことで言ってしまえば、
中国市場で散々金儲けに励みながら、
中国が豊かになって行けば、

自分たちと同じような自由主義的な
資本主義に移行し、
自分たちに脅威を与えることはないだろう、
と勝手に楽観視していただけです。

サイレント・インベージョンの著者、
クライブ・ハミルトン教授は
新著(マレイキ・オールバーグ氏との共著)
「Hidden Hand (隠れた手)」で、
バイデンについて次のように記述しています。

(Hidden Hand : Political elites at the centre: North America P35)

●2019年5月、ジョー・バイデンは、
中国が米国にとって戦略的脅威である
という考えを嘲笑することで、
民主党の大統領候補の他のすべての候補者とは
一線を画した。

●バイデンは長年、中国に対して
ソフトなアプローチを採用していた。

●2013年12月にバイデン副大統領が
中国を公式訪問した際には、
息子のハンターがエアフォース2に搭乗していた。

●バイデンが中国の指導者と
ソフトな外交をしている間、
ハンターは別の種類の会議をしていた。

●そして、「渡航から 2 週間も経たないうちに、
2013 年 6 月に他の 2 人の実業家

(ジョン・ケリーの継息子を含む)と一緒に
設立したハンターの会社は、

プライベート・エクイティの経験が
乏しいにもかかわらず、中国政府が運営する
中国銀行を筆頭株主とするファンド
BHR パートナーズを開設するための契約を最終決定した。

これがバイデンとその息子の
チャイナ・エンゲージメントです。

バイデンはそれを失いたくないのかもしれません。

そうであれば、
バイデンこそ自由主義諸国にとって
最大のリスクになり得ます。

日本はどうしたらいいでしょうか?

「バイデンが勝ったら親中に戻ればいいや」
などと考えてはなりません。

相対的自立度を高めながら、
オーストラリアやインドとの連携を
深めていくことが重要です。

たとえ、
バイデンの頭がすでに
サイレント・インベージョンされていても、です。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

<著者紹介>
山岡 鉄秀

2014年4月豪州ストラスフィールド市で
中韓反日団体が仕掛ける
慰安婦像公有地設置計画に遭遇。

シドニーを中心とする在豪邦人の
有志と共に反対活動を展開。

オーストラリア人現地住民の協力を取りつけ、
一致団結のワンチームにて2015年8月阻止に成功。

現在は日本を拠点に言論活動中。

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