書評 しょひょう : ダグ・ウィード、藤井厳喜監訳『トランプの真実』(ダイレクト出版)

  
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  書評 しょひょう BOOKREVIEW 書評  
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 ホワイトハウスの内部へ深く入り込んで秘話を聞きだした
  初めてトランプ評伝の「公認」。女婿クシュナーの謎も解明

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 ダグ・ウィード、藤井厳喜監訳『トランプの真実』(ダイレクト出版)
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 メディアへの露出が殆どないのがジャレット・クシュナーである。

イバンカの夫、実業家。

そしてトランプがもっとも信頼するホワイトハウスの顧問である。

 そのクシュナーがじつに興味深い発言をしている箇所がある(340p)

 「本当にワシントン・アウトサイダーの大統領として選ばれたのです。

彼は既成権力の一部ではない人々を政権に入れました。

彼はそっくり新しい人々は連れてきたのです」

 そして「二種類の人がいる」としてクシュナーは続ける。

 「トランプが世界を救うと考えて人と、トランプから世界を救うと考えた人です。

後者については、どんどんやめて貰いました。

最終的に、大統領は本当に良いチームをもてました」

 三回にわたったトランプ vs 金正恩の会見は世紀のショーだった。

 シンガポール、ハノイ、板門店と会合の旅に世界のテレビカメラが押しかけた。

このトランプの演出した「外交」は官吏の発想を超えた行為であり、米国の外交史をぶち破る「快挙」でもあった。

この実現にいたる秘話とは、北の首領様からトランプ大統領の元に手紙が来たと実物の手紙を著者に見せるところから始める。

 本書の著者ダグ・ウィードはトランプ一家ならびにホワイトハウスのスタッフから信用され、取材に殆どのスタッフが応じてくれた。

 トランプ一家も協力的だったというが、それもその筈で、著者は過去に六代の大統領一家の評伝を書いている。

『ニューヨーク・タイムズ』のベストセラーにもなった『All the Presidents’ Children(仮邦題:大統領の子どもたち)』をはじめとして多くの著書がある。

またブッシュ・シニア、ブッシュ・ジュニア親子両大統領には顧問として仕えた。

ブッシュ・シニアとは共著書もある『George Bush: Man of Integrity(仮邦題:『ジョージ・ブッシュ:無私の人』)。

そのうえ、土地勘のような生きた感覚があるのは、著者自身がホワイトハウスの上級スタッフを務めたからだ。

したがって著者のダグは、歴代米大統領の家族に関しての権威とされる。

とくに従来は取材に応じなかった大統領顧問のクシュナーが例外的に著者に会っていること、大統領首席補佐官代行だったマルバーニー(本文ではマルヴァニー)が、

取材の段取りで協力してくれたことなど、本書の内容の内輪話の奥行きの深さが分かる。

本書の特質として監修者の藤井厳喜氏があげる第一は「トランポノミクス」(トランプの経済政策)がうまくいったこと、その背景と理由が述べられる。

ダウは三万ドル台を更新したのだ(12月9日のダウは30291ドルだ!)。

第二に外交における数々の得点である。

トランプはワシントン政界の既存勢力にとっては「何をしでかすか分からない」アウトサイダーだったゆえに決断できたことだ。

しかし地政学を本能的に理解し、状況を適確に掌握して、即時の対応が出来る資質がトランプにはあった。

ワシントン・アウトサイダーの強みでもある。 

トランプの時代は「MAKE AMERICA GREAT AGAIN」の目標に向かって突き進み、ひさしぶりに健全な明るいアメリカを感じさせてくれた。

ダウは史上空前、失業率は史上最低、好景気に沸いた。

再選キャンペーンの標語は[KEEP AMERICA GREAT]だった。

武漢からバイ菌が上陸しなければトランプ再選はランド・スライドだっただろう。

武漢コロナがすべてをひっくり返し、左翼メディアがトランプおろしの陰謀を激化させた。

不正投票、投票用紙の誤魔化しなど何でもござれだった。

そして舞台は暗転し、アメリカは「暗黒の四年間」を迎えようとしている。
バイデンの狙いは何か。それは[MAKE CHINA GREAT AGAIN]ではないのか。

おりから「ワシントン・インサイダー」のボブ・ウッドワードのトランプ評伝『RAGE(怒り)』の翻訳本も書店に並んでいる。

トランプに対する罵詈雑言とフェイク情報の氾濫のなかで、本書はトランプ・ファミリーの真実を伝える書物である。
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