★明らかになるバイデン政権の対中戦略

★明らかになるバイデン政権の対中戦略

全世界の裏RPE読者の皆さま、こんにちは!

北野です。

「親中バイデンが大統領になったら、中国が覇権国家にな
って、世界は終わりだ!」

こんな風に思っている人は、多いようです。

しかし私は、ずっと前から「バイデンが大統領になっても、
米中覇権戦争は終わらない」と主張しています。

なぜ?

一つ目の理由は、米中覇権戦争がはじまったのが、実は20
15年、つまり「オバマ、バイデン時代」だったから。

一般的には、2018年10月の「ペンス反中演説」で米中覇権
戦争がはじまったと思われています。

しかし私は、2015年3月の「AIIB事件」直後からはじまっ
たとみています。

2015年3月、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、イ
スラエル、オーストラリア、韓国など

いわゆる親米諸国が、大挙して中国主導の国際金融機関
「AIIB」に参加しました。

アメリカが「入るなよ!」と要求していたにも関わらずで
す。

これで世界は、「親米諸国ですら、アメリカではなく中国
のいうことを聞くのか!?!?」と驚いた。

オバマは、この事実に驚愕し、以後米中覇権戦争の前哨戦
がはじまったのです。

この時の副大統領は、バイデンさんです。

二つ目の理由は、「中共打倒」がアメリカの「国論」にな
っていること。

共和党だけでなく民主党も、香港問題やウイグル問題で中
国に制裁を科すことを支持しています。

いま中共を倒さなければ、中国はアメリカから覇権を奪っ
てしまう。

アメリカはこれまで、ライバルだったナチスドイツ、日本
、ソ連を崩壊させてきました。

今回も、「ここで戦わなければ、アメリカは覇権を喪失す
る」という危機感が、民主党と共和党を一体化させている
のです。

さて、実際バイデン次期大統領は、中国と戦う準備をして
いるのでしょうか?

▼キャンベル「インド太平洋担当調整官」の大戦略

バイデン次期大統領は、カート・キャンベル元国務次官補
(東アジア・太平洋担当)を「インド太平洋担当調整官」
に指名しました。

キャンベルさんは、民主党の中では「対中強硬派」として
知られている。

頼もしいことです。

1月12日、「フォーリン・アフェアーズ」に彼の寄稿文が
掲載されました。

キャンベルさんは、

「アメリカはすべての議題に焦点を合わせる大連盟を構成
するよりも、既存の主要7カ国(G7)にオーストラリアや
インド、韓国を加えた『民主主義10カ国』(D10)のよう
な個別問題に焦点を合わせる、個別生産型または現場即席
型の体制を追求しなければならない」

と主張しました。

どういうことでしょうか?

要は、「いろいろな反中同盟をつくる」ということみたい
です。

<同氏はこの民主主義10カ国(D10)の会がアジア内外の
通商、技術、サプライチェーン及び標準の確立問題におい
て、最も緊急課題であると指摘した。>

(HANKYOREH 1月15日)

キャンベルさんは、G7にインド、オーストラリア、韓国を
加えて、「民主主義10か国グループ」(D10)をつくりた
いのですね。

ちなみに、これを提案したのはトランプさんです。

(彼の提案は、ロシアも加えたG11でしたが。)

<特に、インド太平洋戦略の中枢とされるクアッド(QUAD:
米国、日本、インド、オーストラリア)連合の拡張を通じて、
中国の軍事力に対する抑止力を追求できると主張した。>
(同上)

今、「自由で開かれたインド太平洋戦略」の中枢は、日本
、アメリカ、インド、オーストラリアです。

最近では、イギリス、フランス、ドイツが、これに加わる
意志を示している。

日米豪印は、さらに、アセアン10か国を引き入れ、「巨大
反中同盟」を創ろうとしています。

キャンベルさんの主張は、ここでもトランプ政権と変わり
ません。

<また、日本及びインドとの協力を通じて域内インフラ投
資に対処することを提案した。>(同上)

これは、アメリカ、日本、インドで、中国の一帯一路に対
抗していくということでしょうか。

<人権問題に関しては、新疆ウイグル自治区の収容施設や
香港の自治に対する抑圧を批判する約20以上の国家と連帯
して対処すべきだと主張した。>(同上)

20以上の国でまとまって、ウイグル問題、香港問題を批判
していくそうです。

<キャンベル元次官補は「こうした多様な連盟はそれ自体
が大戦略であり、ある場合にはバランスを作り出し、また

別の場合には地域秩序の重要な側面に対する合意を強化し
つつ、中国の歩みに内在する危険があるというメッセージ
を伝える」と述べた。>(同上)

「多様な連盟 = 大戦略」 だそうです。

まとめると、バイデン政権は

・G7にインド、オーストラリア、韓国を加え、D10グル
ープをつくり、中国に対抗する。

・「自由で開かれたインド太平洋戦略」を推進するクア
ッドを拡張し、中国に対抗する。

(候補は、イギリス、フランス、ドイツ、アセアン10か
国)

・アメリカ、日本、インドで、中国の一帯一路に対抗し
ていく。

・20か国以上の国と共に、ウイグルや香港における中国
の人権侵害を非難していく

ということみたいです。

トランプさんは、「アメリカファースト」であると同時
に、「単独行動主義」でした。

それで、同盟国を非常に軽視してきた。

彼は、一所懸命中国を叩きましたが、みんなで一緒に叩
いた方が効果的でしょう。

バイデン政権は、同盟国重視で、じわじわと中国を追い
詰めていくでしょう。

●重要PS

イギリス外相も「真におぞましい野蛮さ」だと非難する中国。

しかし、この国は、GDP日本の3倍、軍事費日本の5.5倍なの
です。

どうすれば、日本は中国に勝てるのでしょうか?

確実な方法、この本を読めばすべてわかります。

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●PS2

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